2008年4月30日水曜日

Brazil, China, Cyber Attacks

From "Business Week"

1. In Brazil, another gusher

ブラジルが大口資源供給国の有力候補として名乗りをあげる。もし本当に油田が発掘されれば、他の南米産油国が保護主義に走るなか、南米一の大国にして親欧米の同国が国内外のPrivate sectorにopenにすることによって世界の勢力図は確実に変わると予想される。

2. The new e-spionage threat
3. Activist groups under cyber attack

インターネットにおけるミサイル誘導装置、Spear‐phishing。3322.orgに代表されるフリードメインサービスの悪用。(←創始者曰く"It's like we have paved a road and what sort of car [users] drive on it is their own business"、さすがChina!)例によって槍玉に挙げられているのはまたしても中国である。(一部では政府が介入しているのではとの説も)BW誌は大国を壊滅に追いやるにはもはや核爆弾など時代遅れでPC一個あれば十分であるとサイバー攻撃の野放し状態を危惧する。インターネットの急激な成長と拡大にはもはや国防も追いつかないというのが現況であるらしい。

2008年4月27日日曜日

ノンフィクション書評4/4


シリーズ最終章は真打ちの登場。
田中森一『反転~闇社会の守護神と呼ばれて』
 先ごろ詐欺容疑で逮捕されたのが記憶に新しい氏の半生を綴った自叙伝兼暴露本。
 「ヤメ検弁護士」(検事を辞めた弁護士)として、総会屋・暴力団・バブル紳士など地検時代と反目する側の弁護士に転じた氏。彼もまた地検という組織の限界(=司法の限界)を目の当たりにし、人生自体を「正義とは何か」を追い求める壮大な実験場にした一人である。(前回の佐藤優氏が「国策捜査」という外的トラップにより人生の転機を迎えたのに対し、田中氏の場合、検事としてやり尽くしたうえで自主的に人生のベクトル方向変換を図っている。優劣の問題ではないが、常に現状をよしとせずリセットする勇気はRespectableである。)
 はっきり言って前半の立身出世的エピソードは陳腐。面白くなるのは弁護士転向後(87年以降)、政治家、宅見勝(山口組若頭)、許永中らの実在の大物が登場しだしてから。人物描写も含め一気に暴露本的要素が色濃くなる。
 印象深いのが弁護士転身とほぼシンクロするバブル時代の氏周辺の浮かれっぷりと自戒の弁。当時の蕩尽への執念は金の使い方を知らない者が金を持ったがために起きえた異常な状態だったとしている。前出の詐欺容疑以外にも別の詐欺(石橋産業)事件で実刑の確定している氏にとって、正義とは何か、なぜ弁護士に転身したのか、答えのないまま本書は締めくくられる。結局、氏は顔の利く弁護士として利用されたのか(例えばイトマン事件のI氏は彼を顧問とすることで他の名うての利害関係者からヘッジしていた)、それとも彼らを利用した彼の勝ちなのか(顧問料はピーク時で1100万円)、著者自身も知りえないところである。著者に限らず、住人同士の狐と狸の化かし合いに日々興じ、勝ち続けることこそが正義と錯覚してしまうというスパイラルにはまり、いつしか足元をすくわれるという闇社会はある意味、資本主義のむき出しの姿ではないか、と考えさせられる。本書は「闇社会の番人からの告白書」というのが世間的評価であるが、闇社会には、氏ですらまだ見ぬ踏み入れることのない深層があるという。さらには、検察組織に象徴されるEstablishimentにおいても闇は存在し、この表裏世界の闇はどこかでつながっているはずであると氏は推論する。この記述を含む終章の最後2つの項「バブルの決算」「日本社会の闇」にこそ著者の思いが凝縮されており、明確な答えがない中での氏の精一杯の現状認識として非常に興味深い。当シリーズの最後としてこれ以上ない最適の書である。

世界遺産を歩く


 GWが始まった。なぜかどこか遠くに行きたくなる季節。今年はどこに行こうか迷った末、飛騨牛を食べに高山市へ、そしてさらに足を伸ばし『世界遺産』白川郷へ。
 高山までは東海北陸道で名古屋から約2時間、白川郷まではそこからさらに約1時間。
高山はド派手な真光教総本山を横目に飛騨牛総本山ともいえる「丸明」に向かう。名産飛騨牛大皿2~3人前を注文。確かにジューシーで美味しい。が、量のせいか運転疲れか最後の方はもたれがきた。(ちなみに行きに長良川SAで食べた高山ラーメンは失敗。今度は本物の高山ラーメンを食べないと)
 御母衣湖、旧遠山家、と寄り道をして荻町の合掌造り集落に着いたころには既に17時をまわっていたが、まだ観光客もちらほら。300年近くにわたり継承されてきた荘厳な様式。厳冬に耐えてようやく迎えた春、のどかな集落に林立する家々は上から見ると「日本昔ばなし」のようなチャーミングさ。「世界遺産」の権威付のしっくりこなさが滑稽に思えるが、代々守られるべき風景であることは間違いない。
 高山も白川郷も目立ったのは中国人観光客。Yokoso Japan もかなり奥日本まで進出していることを実感。

2008年4月23日水曜日

ノンフィクション書評3/4

過去2回は経済事件をテーマとした書であったが、今回は政治事件。
佐藤優『国家の罠~外務省のラスプーチンと呼ばれて』
著者についての説明は省略。
テーマは
①外務省の「伏魔伝」たる所以、その組織的特殊性と外交手法の一端 
②国策捜査とは何か、そしてどのように行われるか
③拘留後塀の中でも活かされる情報戦略家としての能力
の3つに大別される。
特に印象的なのが②小泉政権下、ケインズ的均等配分からハイエク的傾斜配分への変換の時代の狭間で、外交的に不要と見切られ(ロシア政策がさほど重要ではなかったと思われる)見せしめ的に逮捕された鈴木宗男氏並びに著者(談)。東京地検特捜部の威信をかけて執り行われた捜査(しかし著者によれば、地検は近年ワイドショー型世論に迎合する形で、表層的な社会正義の権化として君臨することに存在意義を見出しているとの見解)
③周りの景色と一体化して事物を記憶するというインテリジェンスならではの記憶術(メモすらも御法度とされるインテリジェンスの命綱)特に塀の中で聞くこととなった小泉首相の北朝鮮訪問の様子を一言ももらすまいと与えられた携帯ラジオに全身全霊を傾けるDictation術は彼の真骨頂であろう。
 まるでチェスを見ているかのような著者と担当地検の「知的刺激に富んだ」取り調べの描写は秀逸。彼のワイン片手にチェスの駒を動かすような優雅な(落ち着いた)話術及び筆力は非常に味わい深い。(もちろん双方相当に神経を摩り減らしてはいるわけだが)塀の中という情報のない状況下、Prisonor's Gameに陥ることなく、自己韜晦(決して逮捕された罪について反省するのではない)の末、外交の世界(情報屋)を一抜けし学術の道を究めたいと思うに至った著者。その後ハイペースで出版し続ける氏であるが、まずこの処女作で最も伝えたかったのは情報化社会の極北で生きることの虚しさなのであろう。

2008年4月20日日曜日

ノンフィクション書評2/4


不定期書評第2弾。今回は『「欲望資本主義」に憑かれた男たち』

 まず表紙のインパクトにグッとくる。村上氏・ホリエモン・折口氏、堤義明、緒方元公安委長官。ここ数年経済界のみならずワイドショーをも騒がせた面々たちに黒地をバックに不気味に映える。
 内容もジャーナリスト秀逸。まさに犯罪者と億万長者は紙一重を思い知らされる。ただホリエモンや村上は氷山の一角、市場には彼らより数段狡猾な輩が闊歩、その結果マネーゲームのみに使われ市場の片隅に打ち捨てられた幾多の銘柄があることを本書は語る。(筆者の言葉を借りれば「焼畑農業」による「ゾンビ企業」の誕生) 例えば
 ・ライブドアより少し前にITバブルをまともに体現した「光通信」
 ・伊藤寿永光(イトマン事件被告)と黒木正博とに翻弄されたマザーズ上場第一号「リキッドオーディオ・ジャパン」(現在「ニューディール」)のに悲惨な末路
 ・史上最年少上場(当時26)として話題になった「クレイフィッシュ」がICF(かの梁山泊がバックと囁かれる)にボロボロにされた経緯
 ・兜町オールスターが暗躍した「丸石自転車」の私募CB
 ・「シンニッタン」:上場しているにもかかわらず株主無視のワンマン経営
 ・若気の至りでトップが悪質な大型分割を連発した「ゼクー」と「シーマ」

 そのほか、新井将敬と日興、緒方元公安委長官と朝鮮総連の関係、三木谷逮捕説の真相、などかなりヤバい踏み込みようのネタもある。他方、Ripple Wood(新生銀行の上場益はほぼ無課税)、Steel Partners(露出過多により日本でのビジネスは困難になったといわれる)、Goldman Sachs(2012までに上場できないときには全額返金といった超有利条項付きのUSJ出資)などをケースにした外資ネタ、武富士・グッドウィル・西武などの企業不祥事まで、幅広く網羅。本書を通じて、「Post失われた10年」、すなわちITバブルに始まり、小泉政権、六本木ヒルズ誕生、サブプライム余波まで、この数年が何だったのか、ひとつの時代の終わりなのか序章なのか、その中で浮沈した表紙の面々たちの必然的役割、そしてモラリティの低い割に閉鎖的な日本市場の行く末考えさせられる。
 気になった点が一つ。筆者はMSCBやOffshore Banking, Non-recource Loan などおなじみの錬金スキームについても解説とその濫用が市場にもたらした影響についても言及。ただし、先端の金融工学を否定的に捉えているのは筆者の偏見か。このようなMentalityは筆者の唱える日本市場の質向上にと自己矛盾する気がする。

参考:
Robert Shiller 「それでも金融技術は必要だ
J Power vs. TCI issue
兜町事件簿

2008年4月18日金曜日

NBA&UEFA vol.2

NBAはレギュラーシーズン終了、週末からはいよいよPlayoffに。
Champion's LeagueもBest 4が出そろい23日にはSemi-Finalの1st レグということで、ここで07-08シーズンのW予想を。

Playoff組み合わせからみるに、勝ち上がりはLAL, NOH, SAS, UTA, BOS, DET, TOR, CLE か?
昨年のGolden State WarriorsのようなUpsetが果たしてあるのか、因縁のSunsとSpursの潰し合いは、など注目したい。(個人的にはSuns応援、でもMarionの抜けたSunsにとって、去年覇者は厳しすぎる相手)

Champion's Leagueも大詰め。
Chelsea ― Liverpool は6:4でChelsea
Man U-Barcelona は7:3でMan U か。
よって決勝組み合わせはMan U-Chelsea のプレミア頂上対決の可能性が42%と予想。
ただ、こちらに全身全霊をかけているLiverpoolはやはり侮れない。バルサも今シーズン最高に燃える強豪相手にレギュラーシーズンとは見違えるような戦いを見せるのは必至。Man U-Barcelona の夢対決、Messi、Bojanらバルサの"enfant terrible"とバロンドール最有力候補C.Ronaldが同じピッチに立つだけでも鳥肌モノ。両チーム・ベストメンバーでの魅せるサッカーに期待したい。

2008年4月16日水曜日

ノンフィクション書評1/4

この半月ほど読み溜めた4冊をひとつずつ。
 うち3冊が裏社会関係ドキュメントもの。暴対法・90年代の商法改正(総会屋への死亡宣告)により地下水脈化・尖鋭化したといわれる経済ヤクザ。JASDAQ市場をはじめとする新興市場の低迷ぶり、スルガコーポ事件に代表される地上げの復権、などトリガーとなった要因はいくつかあるが、この時期に興味をもったのはなぜか、そしてどこへそれを生かすべきか、現在考察中である。
 興味を持った理由としては、まず根っからのスキャンダル好きであることがあげられる。どういう立場で書かれたものであれ、内情を知る喜びという快感を味わいたい生理的欲求である。第二に、景気の踊り場と言われる今、ここ数年の景況を分析・総括したい、ひいては歴史からの検証を試みたいという(あえて言えば)知的欲求がある。最後に、これはすべての活動に通じることであるが、事物の本質を知る、換言すれば真贋を見極める目を養うという、知恵的部分での必要性を挙げておきたい。

 前置きが長くなったが、初回は『戦後60年史 9つの闇』(有森隆+グループK 講談社α文庫 2005)
 主に、経済事件・事象の中心人物にスポットを当てたいわば20世紀裏人物伝。児玉誉士夫・伝説の相場師・総会屋など昭和の時代の魑魅魍魎から、ここ数年の趨勢の逆転、西武・UFJ・三菱自動車など旧体系の企業が落ちていく一方でITベンチャーと外資ファンドの勃興、と戦後60年の日本資本主義をやや浅く、しかしながらエンターテインメント性高く総括したのが本書である。いわば闇社会・裏社会への入門書的位置づけ。本書で取り上げられる人物は大きく2パターンに分けられる。
①戦後復興期あるいは青年期に並ならぬ苦労を経、それを心に刻み這い上がってゆく者(例:児玉誉士夫) 
②幼少から英才教育を受けレールに乗ってビジネスの世界に入ってきた者(例:堤義明、森稔・森ビル社長) 
その中で塀の中に墜ちた者は、どこかでたがが外れ、次第に金が金を生むシステムに溺れ闇に堕ちてゆくパターンにはまっている。それが企業のトップであれば、企業理念と経営者のエゴがどこかで逆転、肝機能障害を起こしたところで、内部告発により不祥事をあぶりだされるパターンが多く見受けられる。その点、時を同じくして出てきた外資系ファンドはまさにその間隙を突く形で、コンプラ・株主重視という守りの部分を徹底的に固め、落日の重厚長大産業の資産を底値で買い漁っているという構図が本書を通じておぼろげながら見えてくる。

2008年4月13日日曜日

富裕層、資源戦争、保護主義の復権

今週の記事から

①近年まれにみる胡散臭さ。
YUCASEE (ゆかし)

 富裕層はcommodity化したものには興味がなく、one and onlyを求める。が、しかし情報源に乏しいため効率的なSNSが必要、というのが同社の仮説だが、富の使い方をマニュアル化、one and onlyとはかけ離れるという自己矛盾を抱えていないだろうか。結局、道楽の種類がバブル期さほど変わっていないのが面白い。それよりも心配なのは名簿屋の草刈り場になること、さらにはphisicalな危険が及ぶこと。個人情報をオープンにすることのリスク、この種のビジネスとアングラ社会との不可分な関係を加入者はどれほど意識しているのだろうか?
 なお、Yucaseeを知ったのは日経BPのこの記事(有料)
消費の超二極化に流通惨敗

②オリンピックの聖火をめぐる騒動は今や世界最大の関心事といっても過言ではないが、その発端となっているのが、チベット自治をめぐる中国政府の対応。「国境なき記者団」「ダマイ・ラマ3世」そしてなにより「聖火」といったシンボリズムの裏には、チベットの地下資源争奪という経済的動機が隠れていると同記事(↓ 有料)は語っている。もちろん、資源獲得が国家のFirst Priorityであり、遠くかつ地政学的リスクの高いアフリカにまで触手を伸ばしている中国にとっても死活問題である。
チベット騒乱の背後に地下資源問題

③Steel Partners、J-Power問題に象徴されるように、海外投資家にとって異質に見える日本的経営についての考察。増資と同時に自社株買い(表向きには発行済株式の希薄化を防ぐためであるが、露骨に買収防衛のメッセージが汲み取れるケースもある)、さらには子会社の上場など、アメリカ等諸国の資本主義と日本的経営手法は根本的に異なる。はたしてこの国際標準との乖離が日本の競争力(いわゆる「日本買い」の促進)にどれほど影響を及ぼすものであろうか。発行同時買取や引用記事のようないわゆる「市場価値と不釣り合いと思しき政策的M&A」には経営陣の一層の説明責任が求められるべきであろう。なお、借入しての自社株買いはアメリカでも一般的。むしろ、余剰金があれば配当ないし株式買取で株主還元するのは米国では当然。

2008年4月10日木曜日

幸福な死

 私には今年95歳になる祖母がいる。約2年前、認知症が出だしたとほぼ同時期、散歩時につまづき足を骨折、それ以来、車椅子生活となり現在介護施設のお世話になっている。
 1~2ヶ月に1度、実家に帰る機会にはお見舞いしているが、行くたびに衰弱し、記憶も朧げになっていくのは見るに堪えない。ただ、この経験を通じて老人介護をめぐる多くの問題点、ひいては終末医療の理想形が見えてきたような気がする。
 祖母が入っているのは大規模施設ということもあり、知名度が高く希望者は多かったと聞く。が、入ってしまえば、Informed concentという名のもとに(身内は「安らかな人生を保証します」という趣旨の同意書にサインさせられる)、施設スタッフに管理を任され食事ひとつをとっても身内の関与は大幅に制限される。スタッフは基本的に主治医及び上位責任者の指示により動くのみであり、(命に関わるため指示以外の行動により個人責任になるのを極端に恐れる体制ができあがっている)結果的に個々の患者はOne of them、個と個で向き合った介護とは程遠いのが現実である。
 施設はいつも清潔でスタッフも十分にいる。が、入った当人は受動的に管理されるだけの単調な日々に真綿で首をしめられるような気分ではなかろうか。たまに介護ノートにスタッフからのメモ(今日は何があった、何をしゃべった)もあるが、長期に及ぶと徐々にネタもなくなってくる。終末を見守る施設とは、こうした生かさず殺さず管理するしかないのであろうか。もちろん、小規模でより個と個で向き合った介護をしてくれる施設もあるが当然競争率も高い。施設を選んだのも、ひいては痴呆を引き起こしたのも家族であり、責任の一端はあるし、贅沢いえる立場ではない。が、徐々に弱ってしまいには何もできなくなる生は本人にとってはあまりにも酷であり、見届ける身内にしても非常につらい。
 つい先日、当の本人も、力なく「ここで死ぬんか。もう十分に生きたからいいわ」ともらしたらしい。家族として、残りの人生、一緒にいる時間をより多くしてあげたい、と望むのみである。
 

2008年4月7日月曜日

春の古都

古都・京都に春の訪れを告げる「都をどり」を初鑑賞。
 笛太鼓と三味線に合わせて舞妓さん・芸者さんが登場、緞帳があがれば、そこは別世界。四季折々をあしらった着物・舞台のpsychedelicな美しさ、華麗な踊りにしばし忘我。日本が世界に誇れる美とはこういうものなのか、と改めて実感。日々のお稽古とお茶屋さんでの実践で鍛練を重ねたと思われる演技・楽器・踊りはさすがのひと言。お茶付き特等席4300円は超reasonable、今後海外からのお客様が来たときはぜひ使おう。
 しかし、この時期の京都の人混みはすさまじい。年々旅行者は増加の一途をたどっているのでは。かつては生活道路だった近所の道にも他府県ナンバーの車が並び、カメラと地図を持った人々の波が。出身地がブランド化されるのは嬉しいが、日々の生活圏にまで上がり込んでこられるのは複雑な気分。(やはり私も閉鎖的な京都人の典型例なのだろうか?)
 週末の京都はところどころ葉桜のところもあったが、桜は見ごろ。ただ、この人混みには疲れた人も多かったのではないだろうか?行楽地に行かれた皆様、週末お疲れ様でした。

2008年4月3日木曜日

Spain

EUの優等生(EU補助金、東欧の先駆モデル)が苦境に。原因は不動産バブルの崩壊。
Subprime関連で痛手を負ったのは欧州ではSpainとIreland。
失業率の上昇はともすれば移民排斥(中南米圏のみならずRomania等東欧圏からも多い)の動きにつながりかねない。欧米企業がモロッコや東欧に生産拠点を移した今、スペイン語圏をターゲットにした新たなるマーケットを開拓してゆく必要性に駆られている。(豊富な観光資源が浮上のキーか?)

企業価値

NBより For Review

収益還元法(DCF)簡略化: 
 企業価値=Cash/Discount Rate- Cash Growth Rate
 すなわち、Cash 30億、Discount Rate 10%、Cash Growth Rate 5% の場合 企業価値は600憶
 ・Discout Rate は ①WACC(資金調達コストを基に) ②Hurdle Rate によるもの(事業投資家として期待するリターン)の2種類。通常②>①の設定。(②もWACCを基にするが。ちなみにIRR>WACCであれば事業としてOK)
 ・Growth Rate の精度向上のためには、事業計画の予測精度を上げる作業が必要
 上記2変数による感度大のため、これらの前提の把握がまず大事。

2008年4月2日水曜日

学習塾ビジネスモデル

帰り路、最寄り駅からの徒歩15分弱、何も思考しないのも能がないので、ふと目につく学習塾を経営の観点から考えてみる。
Key Factorは下記3点に尽きるように思える。
1. demographic: 現在及び将来のその地域の小中学生持ち世帯数。よほど有名でない限り商圏は半径3kmくらいが限度か。立地と同義。
2. 人材: 指導力・管理能力があり、子供と親の両方の気持ちを理解し惹きつけるスタッフ
3. ブランド力: FCになるのは集客の近道であるが、その分Royaltyのコストを試算しなければならない(およそ月謝の半分か)また、引き抜き・独立など人材流動化もブランド力の大きなドライバーである。

大まかな結論:
 基本は地域に根差すビジネスである。(だから折込広告命) 優秀な人材が個人ないし集まって、その地域に徒弟を育て残していく、そしてそれを広く伝播していく。地区の学校との違いは極め細やかさと全国展開のダイナミズムが同居していることであろうか。意外に地道な業態だなー、と思ってる間に帰宅。やはり15分では浅いかな…。