レギュラー11人中7人がバルサからだったスペインの初優勝で幕を閉じた2010のW杯。岡田監督率いる日本代表の躍進(大会前の期待値がかなり低かっただけに)にもびっくりさせられたが、相次ぐ強豪の早期敗退、スター選手たちの思わぬ不振、相次ぐ誤審など今大会も落胆と歓喜、驚愕の連続であった。
クラブ関係者にとっては絶好の見本市であるW杯、今大会で価値が高騰した(と思われる)超人気銘柄と移籍市場の動きをピックアップした。
Luis Suarez, Uruguay, AJAX
何といっても、今大会最大のヒーロー(ヒール)。vs. Ghana での「神の手」ならぬ「悪魔の手」でアフリカ中を敵に回した腹黒さ、泥臭さには組織化されたサッカー先進国が置き去りにした何かを見た気がする。AJAXはこの超人気銘柄に€40m(約48億円)の値札をつけ、噂されるメガクラブ(Man U?)を牽制している。
A. Gyan, Ghana, RENNES
アフリカ勢唯一のベスト8の原動力となったFW選手。レンヌでも1トップを努め不動のエースであるが、今夏の移籍が確実視されている(行き先はプレミアか?)。レンヌのつけた値札は€20m(約24億円)。
Meust Ozil, Germany, BREMEN
Aggressive and Diversified に生まれ変わったドイツ代表の象徴ともいえる同選手(トルコ系)。トップ下から切り込んでいく鋭さは圧巻であった。ブレーメンとは11年までの契約となっているが、レアルが狙いを定めているという噂も。
Thomas Muller, Germany BAYERN
5ゴールを挙げて得点王、さらには最優秀若手選手にも選ばれた20歳。すでにBayern というメガクラブに所属しているため、引き抜きは至難を極めると思われる。
Keisuke Honda, Japan, CSKA MOSCOW
やはりこの男がいないと、と国民誰しもが思う日本の至宝。大会中は1トップという変則的起用にもかかわらず、その実力をいかんなく発揮。同じく世界に名を売ったDF長友、GK川島らとともに4年前には想像だにしなかった新生ジャパンの象徴的存在であった。ご存知のとおりMilan, Arsenal など引く手あまた。
最後に…元来W杯といえば、大会アンセム的な音楽があるものだが(今回もShakira?)、今大会はブブゼラの音にすべて上書きされたといっていい。既述の誤審や強豪の早期敗退もブブゼラの耳にまとわりつくような音の影響が少なからずあろう。この民族楽器こそ今大会を通じての真の主役、全く恐ろしい鳴り物である。ちなみに、Arsenal, Liverpool など England Premier League の強豪クラブでは、いち早く今シーズンにおけるブブゼラ持ち込み禁止という対応にとってでたようである。
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