2008年12月21日日曜日

冬の日本海


 好天を利用して、冬の日本海側、その中でもいつか行こうと思っていた東尋坊についに行ってきた。東尋坊といえば、いにしえの悪僧・東尋坊が恋敵から突き落とされた(その後49日暴風雨が続いたという)のがその由来と言われるが、800年以上たった現世では奇勝景勝地のほかに自殺の名所という有り難くない称号を頂戴している。(年間40~50人がここで命を落とすらしい。)
 出発が遅かったこともあり、着いたのは夕暮時。結構IC(最寄は北陸道の丸岡IC)から遠い。途中、えちぜん鉄道(えち鉄)の無人駅や、昔栄えたであろう温泉街のスナックなど、うらぶれ感十分。極めつけは海岸線付近の木々にたむろするにカラスの大群(ここに住んで普段何を食っているのだろうか?と考えるとおぞましい)。この時期、この時間帯に行くと、その気がなくても充分すぎるくらい暗い気分になる。
 現地ではTV等でお馴染みの元警官の「おろし餅」の店や「電話ボックス」(ここでも首吊りがあったそうな)を確認。時間が時間だけに、人気もなくかなり寂しかったが、結局、電話ボックスや自殺防止の立て札等、人間の造作物がこの地をホラースポットに仕立て上げているのかな、というのが個人的印象。確かに柵も何もない切り立った岩場は危ないが、ただ単に草むらに腰をおろし、そこにぶつかる日本海の荒波を見ながらチルアウトできる場としの魅力は高く、変に人の手を加えられることや干渉を拒み続ける景勝地であってほしいとい強く願う。

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