
BBC & Discovery Channel presents "The Blue Planet ; The Deep"
実は宇宙よりも未開ともいわれる深海。その苛酷な環境下に生息する生態系を映像に捉えた貴重な映像集。
苛酷な環境というのは、たとえば水圧が海面の1000倍、水温-4℃、逆に硫黄の沸く近辺では80℃など、常識では到底生物の生存など考えられない条件、のことである。さらには、エネルギーの創出には欠かせないと思われる太陽光もここには届かない。ここではバクテリアが硫黄等を分解し、食物連鎖の礎をつくっているのである。
それはまさしく想像を絶する世界。発光するエビ、イカ、アンコウはもとより、目と歯の異様に大きな肉食魚(彼らはいつ獲物にありつけるかわからないので手当たり次第捕食する。深海とはある意味海中の砂漠である。)、1億5千万年前から姿かたちを変えずに存在するサメ、はるか上海(「シャンハイ」ではなく「上空」の意味)から落ちてきた大型魚の死体に群がるメクラウナギ、そしてそれが骨になるタイミングで発生するゴカイ類、海中に出現する「海中湖」(塩分の濃度差から?)や火山帯、そして毒毒しいほどに色鮮やかな軟体動物etc.
一見グロテスクで破天荒に見える生物種のビジュアルも実は用途にあわせて進化しつづけた賜物であることが垣間見れる。
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