2008年5月25日日曜日

パンと水

食糧危機、水の争奪戦と世界資源戦争はいよいよ本格化している。

 食糧の値上げは貧困国にとっては死活問題。飢餓状態が恒常的なアフリカ諸国(いわゆる中央アフリカ以南)は言うに及ばず、アフリカ内でも比較的先進的と思われていたEgypt, Morocco, アジアでもフィリピンで食糧を巡る騒乱が勃発、Haitiでは大統領府前で暴動が発生するなど食糧危機は世界的に看過できないissueとなってきている。食糧の値上がりはなぜ起こるのか?原油高、世界的な人口増と食生活の変化、食糧輸出国=高コスト国(欧米中心)という構造的問題、Etanol gasなどなど数々の要因が考えられるが、解決策として考えられうるものは?原油高、人口増等をuncontrollableとすると、メスが入るのは、輸出入国の構造、すなわちtarriff引き下げと第三国への技術移転であろう。(Etanl gasはブッシュ大統領が退任すると同時に撤廃されるとの見方が強い)
~Businessweek, May 12参
 
 片や、水に関しても早くも争奪戦が始まっている。ナイルのような豊潤な水源が複数国に跨るアフリカの場合、その利害関係は極めて微妙である。今まで、沿岸国である一定のルールで平穏にやってきたところに、欧州あるいは中国が争奪にやってきたところから混乱が生じる。それでもある種の協調体制を保っているナイル沿線のアフリカ諸国は、国政レベルからすれば信じがたいほど大人である。
 食糧と水という人間が生きるために根本的に必要であるものに対して、争奪戦・協調のそれぞれどのアプローチを取るかにより人類の運命は大きく変わる、といっても過言ではない。今こそわれわれ人類の英知を結集してこの危機を乗り越えるべき時である。

 まずは、きれいな水とおいしい食事がいつでも手に入る、という事が当たり前という認識こそ捨て、人類の新たなフェーズへ向かわなければならない。

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