Schlumberger(SLB/シュルンベルジュ)という会社。国籍不明(登記上はオランダ、ParisとHoustonに大きなオフィス)にして世界の石油プロジェクトの大概を仕切る今や産油現場にはなくてはならない企業である。Exxonその他大手各社が採取業務を内政化しているのに対し、当社は採取技術に特化、大手の間隙をついて、誰もが行かない地にも採取プロジェクトのためならためらいなく赴く。
同業他社は数あれど、この社のパフォーマンスは群を抜いているといってよい。その強みの源は…
①Technology:
Exxon、Shevron、BP等世界の石油メジャーにとって同社の圧倒的技術力は今や不可欠。石油争奪戦をいち早く察知し彼らをClient化したのは大きい。
②Non-nationality:
産油国すなわち中東圏・東欧圏等においては、資本主義の臭いプンプンの石油メジャーのイメージは決してよろしくない。他方、同社の無国籍性は大きなプラス要因。結果、前出の石油メジャーとライバル関係にある国営石油会社とも結びつきを強めている。なお、同社は現在のところ石油権益に興味はない。
③Rich in Capital:
石油メジャーが原油高騰により開発コストの縮減を余儀なくされる中、国営会社等の潤沢な資金源をもつ同社は各国のプロジェクトを仕切ることに。
④Broad Outreach:
中東、ロシア、メキシコ、アルジェリア等同社のネットワークは幅広い。幅広いのみならずロシアならシベリア、さらにはサハリンと極寒の地であれ深く深くそのドリルで攻めていく果敢さも併せ持つ。
⑤Localization:
辺境の油田開発には現地に精通したスタッフが不可欠。また各国との関係を良好に保つ上でも同社の現地採用、現地教育は最適のビジネスモデルといえる。
(BW, Jan 14参照)
0 件のコメント:
コメントを投稿