間が空きましたが、後編の二章「訓話と金言」「年齢の差異について」から。
・努力の結局目標とすべきものは、想像力で描いた映像ではなく、明敏な思考を経た概念である。
・睡眠は死の断片である。睡眠は死からの負債である。
・世界を支配する要素が三つある。分別と力と運とがこれである。(運は風、努力はそれを引き寄せる櫂の役割)
※「汝の息子に運を授けて海中に投ぜよ」(スペインの諺)
・或る災難を前もって起こりうべきものと予想し、これに対していわゆる覚悟ができていれば、災難がふりかかってもさほど耐えがたきものではない。
・時々刻々われわれを悩ます小さな災難は、大きな災難に耐える力が幸運のあまりにすっかり衰えてしまうことがないように、われわれを絶えず訓練するためにある。(些細なことをくよくよ考えないよう精神的に不死身にならなくてはならない)
・前半生の性格が、満たされぬ幸福への憧れであるとすれば、後半生の性格は不幸に対する憂慮である。
・人の一生は結局長いとも短いともいうことはできない。一生というものが結局は他のすべての時の長さを測る物差になるからである。
(いかに長生きしても不可分の現在より多くのものを認識できない)
わが後半生への黙示録。
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