の映画と言えば、かのWoody Allen師匠の近作 "Match Point"(2005) が頭をよぎるが、実はその2年前、同じイギリスを舞台にして撮られた作品があった。その名も
"dot the i"
i の最後に点を付けなさいよ、日本で言えば「画龍点睛」か・・・欠けていた何かがラストに味付けするんだろうな。にしても、たかが “i” で念押しされるってどこまで横着なんだよ欧米人(ちなみに"cross the t" という表現もあるらしい)、と思いつつ軽い気持ちで見始めた本作であるが、欠けていた最後のピースは“i” のドットどころじゃない、この怒涛のラストには感服した。前出の"Match Point"の偶発的ながらウィットに富んだラストも秀逸だったが、本作はそれに人為的すなわちサスペンス的要素を加え、完全に見る者を欺き、真の勝者が誰なのか最後までわからない仕掛けづくりに成功している。監督についてはあまり情報がないが、作中に溢れる「映画至上主義」的メッセージかの鬼才John Watersの“Cecil B”(2000)を彷彿させる。映画の芸術性を保たんとするヨーロッパ的精神に久々に触れることができた。Viva anti-Hollywood!!
最後まで他作品との比較で恐縮ながら、本作には、(監督は望まないだろうが)“Open The Eye"(1998 スペイン)のようにハリウッドでリメイクされるに十分な素地はある。が、仮にあったとしても作品として決してオリジナルを超えることはないであろう。なぜなら、本作のキャスティングが素晴らしく絶妙だから。
2009年12月27日日曜日
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