“Open Water” (2003米)
舞台は恐らくカリブ海。バケーションでスキューバを楽しみに来たはずの夫婦が、引率者のミスで海のど真ん中に置き去りに。。。実話に基づきながらも、低予算で恐怖の極限をリアルに表現する作風は、“The Blair Witch Project"(99米)を彷彿させる。
恐怖の最大の要因はサメ。決してJawsのような大型のホオジロザメが出るわけではなく、中型のサメ(ネズミザメ?)が2人の周りを不定期的に徘徊し、時に攻撃を仕掛けてくる。そのジワジワ感といつ襲ってくるかわからない恐怖が2人を追いこんでゆく。そして、体力の消耗。水温により体温を奪われ、昼間は太陽に照りつけられ、夜は雨に打たれる、更にはどちらが陸方向がわからない、という過酷極まりない環境の中で、いかに生への希求を見出すか、というのもこの作品の柱である。圧巻はラスト10分。夜の嵐の海でサメに襲われる恐怖を、稲光によるフラッシュ映像と音声のみで表現する、そして朝になってようやく捜索部隊が動き出したが。。。南米の奥地をイメージさせる暗い民族音楽調のBGMが切なさを増幅させる。
こんなにも、家のリビングでくつろいで見ていることに罪悪感を覚える映画はそうそうない。
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