2009年1月26日月曜日

On the surface of our planet

『"Deep Blue" を見て"Earth" は完結する。』の謳い文句に誘われてついつい手を伸ばした"Deep Blue"。
 深海版Spin-off作品"The Deep"も衝撃映像満載であったが、本編はその圧倒的映像力で海の神秘性を余すことなく見せてくれる。醍醐味は狩りのシーンか。沿岸までオタリアを追い詰め襲いかかるシャチ(バレーボールのように空中を舞うオタリアの哀れこのうえない…)、一瞬にして餌場に群がるイタチザメの集団、“海のチーター”メカジキの素早さ、イルカとウミネコが水陸からイワシの大群を狙い、海は食べ放題状態に…。今日も地球上の7割の空間ではこんな光景が繰り広げられている。

2009年1月25日日曜日

Inauguration

いよいよBarack Obamaが第44代大統領に就任、新しい4年間に向かってアメリカが船出をした。
 多くの矛盾を抱える国、多くの同盟国と同時に多くの敵を持つ国、そして今はボロボロに傷ついた状態である。喫緊の課題はイラク戦争と経済問題とのこと。08年初めて国内消費が減に転じたという報を受け、小生は、さすがのアメリカ人も自分たちの消費行動の異常さに気づきはじめたのではないか、という印象をもった。(3年以上前になるが、向こうのSCやDiscount Storeに行くカートに何でも入れていく彼らは、ある種常軌を逸しているとしか思えなかった)
 そうした異常な消費行動と戦争により支えられてきた世界経済。それを見直さざるを得ない時代に差し掛かっている。Obamaが伝えたかったのはChange や Hope といった言葉ではなく、地に足をつけて自らを悔い改めRestartしなければならない、ということではないだろうか。いずれにせよ、既に賽は投げられた。この船の動きを見守るしかない。

2009年1月18日日曜日

転機

「余人を以て代え難し」 一組織人としてこれ以上の称賛はない。
他方、明日わが身が死んでも何事もなく機能する組織、これほど理想的なものはない。
企業とは不要な人間に非常に冷徹なものである。そこに生きるからには自己を磨かざるを得ない。
鞍替えしても同じこと。むしろ鞍替えに必要な能力は今以上であること間違いなし。
何を食い、何を捨てるか。知力に限界が見える年齢に差し掛かり、求められるのはその取捨選択のセンスとタイミングか。

2009年1月14日水曜日

家電野郎

一年越しで遂に冷蔵庫購入。
結局、Sharp SJWA35P ¥59,500(送料無料、中古引取有り、ネットで最安値は58,000)
まずまずのDealか。

あと気になったのは空気清浄機とインクジェットプリンタ(2万円以内?)

昨年からの積み残し2

「情報」と国家戦略 by 太田文雄(前防衛庁情報本部長)
非常に実践的かつInformative。戦略とは何か、国益とは何か、国力とは何か、そしてそれらのoutputとしての各国外交・軍事は如何?殊に、日本においては戦国時代から21世紀の対テロ戦争までの長きにわたりデータと史実を踏まえて考察しており、国民性と戦争適性といった観点で読むのも面白い。

以下、要約
◆20世紀までの戦争と21世紀の戦争の違い:国家対国家から非国家組織
◆戦争の目的の変容:領土奪還から民族的独立・尊厳といったideological なものへ。
◆米軍沖縄駐在の理由:対台中、北朝鮮、東南アジア和平等の拠点としての必要性。仮にオーストラリア等に移転するとなると莫大なコストとinefficiencyが発生。
◆ネットワーク化された戦場:最新の戦争は通信衛星等を介した空海陸一体となった情報戦の展開がメイン。
◆各国戦略文化の比較:「政治>戦略>作戦>戦術」の4階層からなるHirarchyに基づく採点では、日・独は下位の階層では得点が高いが上位に行くほど低評価。米英とは逆。System Integration能力の差か。
◆徴兵制度の衰退:NATO16カ国のうち現在も徴兵制を採用しているのは5カ国(Denmark、Norway、Germany、Greece、Turkey)のみ。他は志願性。20年前(1988)志願性は米・加・英・Luxembourgの4カ国に過ぎなかった。
◆「孫子の兵法」の有用性:戦略を用いるべきときはいかなる時か、かの有名な「彼を知りて己を知れば百戦して危うからず」もインテリジェンスの有用性を語っている。

2009年1月13日火曜日

Rewind Movie

世の中にはこういうジャンルがあってもいいのかも知れない。時間を遡って完結する作品。
“Memento" (US 2000)
 10分間しか記憶がない主人公を中心に、破綻しそうなストーリーを何とか繋げながら、繰り返し映像を多様、明らかに低予算、アイデア勝負の作品である。見終わった後に釈然としないながらも、記憶とは何か、人生とは何かを考えさせられる小粋な作品。

2009年1月12日月曜日

ハマリもの②

Japanese Bug Fightsというサイトを御存知であろうか?
 タランチュラやサソリ、オオムカデ、オオスズメバチなど、毒々しい虫たちを透明の箱に入れてどちらかが死ぬまで戦わせる企画である。しかも格闘技イベントの劣化コピー的な実況がついてくるいかにもB級趣味、グロ趣味系マニア向けのシロモノである。しかも、全てArranged Battleであり、Wild Battle好きの自分から見れば、邪道極まれり、といったところであるが、そこに出てくるオドロオドロしい虫達のニックネームと名前が結構面白い。
 南米産大型毒蜘蛛 “ローズヘア”、中型毒蜘蛛 “キングバブーン”、東南アジアの肉食コオロギ “レオック”、猛毒死神サソリ “デス・ストーカー”etc.
彼らの死闘はまさに壮絶、毒が回ればそれまで優位に進めていたものも絶命する。そして個々のキャラが得意技を持っているのもBug Fightにエンタメ性を付加する大きな要素といえよう。悪趣味ながら、即物主義の好奇心をくすぐる好企画である。

2009年1月11日日曜日

ハマりもの①

 野生の王国といえば、アフリカのサバンナやアマゾン流域、東南アジア等、南半球のイメージが強いが、
北米大陸北部のツンドラ地帯も生存競争の宝庫である。注目すべきは獰猛な肉食動物の充実ぶりである。(ということは、当然ながらそのバトルの組み合わせも多彩である)
 Discovery Channelあたりをソースとする動画に頻出する主な顔ぶれは…
 ・Cougar(日本では“Puma”の方が一般的か)
 ・Grizzly
 ・Wolf(このあたりは説明不要でしょう)
 ・Lynx(オオヤマネコ、希少種)
 ・Wolverinne(日本名“クズリ”、獰猛さは随一)
 ・Golden Eagle(空からの刺客、Mighty U.S.A.の象徴)
 彼らの厳しい寒さの中で研ぎ澄まされた野性を最大限に発揮して果てしなき生存競争を繰り広げる姿に、闘いの原点を垣間見ることができる。(無論、南半球の動物達も必死さ加減は変わらないであろうが、)その気候的環境からか、どの種からも生き残りに賭けるストイックさを際立たせる。

昨年からの積み残し1

『インテリジェンス入門書』by 北岡元(慶応義塾大学出版会、2003)
 Customerからrequirementを受けて情報を加工・作成するのが「情報サイド」と呼ばれる人達。(企業に置き換えた場合、Customerは上司or経営陣といえよう)
 CustomerからのRequirement→データ分析→加工・生成→インテリジェンス配布
が一連の"Intelligence Cycle"の基本になるが、そこには様様な問題が介在し、また時代の変遷とともにCustomer側、情報サイド側それぞれの役割、各ステップにおける留意点なども変容しつつある。
以下備忘録:
 ①情報の種類にはHumint(人的情報)、Signt(信号情報)、Imint(画像情報)の古典的3分類法があるが、最近ではSigntImintを統合したTechint (Technical Intelligence)という概念を使っての2分類法もポピュラーになりつつある。
 ②「鶏と卵の問題」:Customerが現実を認識しないと適正なRequirementを発せない一方、Requirement1がないと情報サイドはIntelligenceを生産・配布してCustomerに現実を認識させられない。(Intelligenceの早期警戒機能の欠如)この問題を解決するにはIntelligence Cycleを回転させる初期の段階から情報サイドを噛ませていく、すなわり得るべき利益の共有化を図るしかない。(そもそも利益とは何かを明確にするのも十分に困難な現実認識であるが…)
 ③Disinformation: 偽のinformationを公開することで受け手を混乱さえたり誤った判断に導く手法。情報公開の背景にある意図には常に注意しなければならない。
 ④Third Party Rule:誰が利益を解釈するか。他者が任意に提供してくれたIntelligenceをその他者の許可なしに第三者に流してはならない。(提供する者の方が提供される者よりもIntelligenceに近く、そのIntelligenceを巡る競合関係をより良く承知している=利益の競合関係による秘匿)

2009年1月8日木曜日

Lameduck下の混乱

2009年が明けた。
 昨年末来、イスラエルによるガザ地区侵攻(最新情報によると一日おき昼の3時間停戦の協定を結んだとのこと)、ロシアによるウクライナへの天然ガス供給停止と、大きく2つのケースが泥沼化している。いずれも、米政権の交代を控え、コントロールが利かなくなった国際社会の間隙をついた動きと思われる。USの方は、オバマ政権誕生まで約2週間、今年に入って期待先行なのか株式市場は堅調であるが、公共事業依存型のマニフェストを疑問視する声もあり、経済政策は非常に困難を極めること必至。加えて、閣僚組の辞退があるなど、予断を許さない状況にある。今年は果たしてどういう年になるのであろうか。
 遅ればせながら、本年もよろしくお願いします。