①US from 2009
一大イベント Presidential Electionが終わり、新時代へ向けて滑走態勢に入ったUS。
史上初の黒人大統領ということで話題に絶えないが、振り返れば変革の権化Obama、大筋は古き良きUSを代表するMcCain、さらに遡ればジェンダーの象徴であるHilary Clintonと今のアメリカを象徴である"diversity" を代弁する役者達が主導する極めてキャッチーな構図のドラマであった。(Pelinを投入したMcCainは従来の保守態勢からジェンダー一派の融合・迎合を図ったという見方が一般的)
この"diversity"の構図は年初から想定されたシナリオであったが、終盤大詰めに"recession"というサブストーリーが突如割り込み、Obama氏に神風を吹かせるというのは誰しも想定外だったであろう。
このようなタフな状況下(US発の金融恐慌、それに派生する各国・各産業界の冷え込み)で来年頭の就任を迎える新大統領であるが、山積する経済問題に対して早くもadvisory との会合を開くなど、その滑走もいつになく全力である。かの会合もWarren Buffett、Eric Schmitt(GOOG)、Paul Volcker (Ex.FRB Chairman)とそうそうたるメンバーであったという。
喫緊の話題は、自動車業界へ金融業界同様$700Bの支援を遂行するか否か。何でも推計約60万人の雇用が危惧される同業界は人的ボリュームから見れば、金融機関よりも遥かに"too big to fail"。そして、仮にこれを遂行するとなると次はどこの産業、ということになり大政府時代への引き金(とそれについてまわる国民の批判)となる可能性が十分にある。いずれにせよObama政権にとっては嵐の船出となることは間違いない。
②中東とSWFのその後
今年初めは世界にその猛威を知らしめた産油国とSWF、が、かの金融恐慌は彼らをも危機に陥れているらしい。中でも高さ約1kmのタワーを目下建設中のDubaiが最大の危機に晒されているとか。金融危機とここ最近の原油価格の暴落がWパンチで湾岸諸国を襲っている現状…今回の危機は、はまさに安全圏などないことを知らしめられるニュースである。が、原油という変動の激しくかつ外需依存型の資源に頼ってきた経済モデルが基盤だったことを考えれば、決して驚くべき話でもないようだ。果たして、中東の雄が他の新興国同様、世界に救済を仰ぐのか、今後の動向に注目である。
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