2008年3月31日月曜日

脱・円高不況構造

愛車の左前輪がパンク、原料高のあおりをうけてタイヤも値上げ、ガソリン値段が下がる前に車の使用は自動的に控えられたが、代替としては痛すぎる出費。タイヤ交換くらいは自分でできるようにしておこう。

NBonlineから

円高に強い企業の秘訣。
1.今回のようなドル一人安の場合、対米のみならず輸出先を分散化(例:スズキ)
2.何でもドル建て決済にしない。現地通貨の採用等
  (例①松下の「為替マリー」、輸出で得た債権と輸入で発生した債務を円転換せずに同一通貨で相殺。輸入=海外組立品の増加/輸出の減少が背景 ②アドバンテスト。競争力の高い製品を円で売る)
3.地産池消の推進
  (例:ユニチャーム=パルプ原産国の東南アジアでの販路拡大)
4.輸出企業にとっては追い風(例:百均の「ダイソー」)

ちなみにトヨタ・渡辺社長によると同社では1ドルあたり1円の円高が一年続けば350億円の減益。
Decoupling から再びRecoupling論(株安・ドル安・債券安)が唱えられている今、ドル反転の目途を待つより、ドル依存脱却を個々の企業が模索するステージに入っている。

2008年3月29日土曜日

The Knowledge-Creating Company ~後編

前回の続きを

5.Middle Updown Managementの採用
 Bottom-up型或いはTop-down型でははっきり言って不要でしかないMiddle Managerだが、トップと最前線それぞれの暗黙知を統合し、明示化するTeam Leader、Bridge、Knowledge Engineerとして非常に重要な役割を果たすことも可能。

6.Hyper Text型組織
 ヒエラルキーとProject(=Task Force)の共存。前者が新たな知識を獲得・蓄積・活用するのに最も効果的な構造であるのに対し、後者は新しい組織を創造するのに最も効果的。前者は形式知を追求に専念するのに対し、後者は主に暗黙知を取扱い、変換プロセスを通じて新たな組織を生成する。

7.外部世界との知識ネットワーク構築
 単なるFive ForceモデルのStakeholdersの客観的情報を処理することのみならず、彼らの暗黙知も動員すべき。例えば、消費者との対話においては、既製品のみを対象としたアンケートのみならず、試作品をもって市場とCommunicateし、ベストを模索するアプローチも必要。特に暗黙知を表出化することが上手いオピニオン・リーダーの知を活用することが非常に重要。

最後に著者は、デカルト時代から西洋思想の基礎をなしてきた二項対立、すなわち、暗黙/明示、身体/精神、個人/組織、Top-down/Bottom-up、Bureaucracy/Task Force、リレー/ラグビー、東洋/西洋
超越・統合し、管理するプロセスこそ知識創造の本質であると述べている。

2008年3月24日月曜日

The Knowkedge-Creating Company

 組織における知識、すなわち個人ベースのCreativityを源泉にいかに組織の強みとして醸成してゆくか、は洋の東西を問わず大企業の課題である。本書は「意思決定こそ経営の本質」と前置きしたうえでその決定の礎となる知の誕生と成長を、国内外の幾多の企業を観察をもとに科学的・帰納的に懸賞する。
 Micheal Polanyi(1966)によれば、「暗黙知」とは個人ベースのもの、「形式知」とはそれが結晶化して組織の知になったものをいう。暗黙知は共同化→表出化→連結化→内面化というプロセスを経て形式知になる。本書は、それを実践するに次の7つのガイドラインを掲げる。

1.知識ビジョンをつくる
2.Knowkledge Clue の編成
3.企業最前線に濃密な相互作用の場を作る
4.新製品開発のプロセスに相乗りする
5.Middle Updown Manegement の採用
6.Hypertext 型組織への転換
7.外部世界との知識ネットワークの構築

一つ一つの検証。前半
1.社員が住む世界のメンタルマップを提示し、どのような知識を追求し創造すべきか、おおよその分野・領域を画定、企業戦略策定の土台を作る。きわめてConceptualな作業。
2.暗黙知を形式知に転換できる組織、チームを組成すること。もちろん土台となる人材育成は当然。
3.知識を持った個々人がプレゼンし議論する場を提供すること
4.新製品開発は知識創造の最たる機会。プロジェクトを組んでその過程を検証することで企業は強化される。留意すべきは①柔軟な対応 ②プロジェクトの自己組織化 ③非専門者の参画

後半は次回。

2008年3月20日木曜日

春の嵐

この1ケ月を超高速で
US
Carlyle, Bear Sterns, Citi... 1年前には想像すらできなかったこの修羅場。Electionも民主両陣営の上げ足がクローズアップされる血みどろ局面に突入。Youtuber主導の今後は個人周辺のすべてが候補の武器であり爆弾となる。
EU
euro高は相変わらず。SpainのElectionも終わり、EUの新体制が整った感あり。
Russia
Putin傀儡のMedvechev政権始動。早くも著名Jarnalist暗殺など不穏な動き。
Middle East and Asia
SWFは早くも法規制の網が。資金力はだけあるものの投資基準等不明確及び稚拙だっただけに脅威面のみがクロースアップされていた感もあり、ある意味当然の流れか。
China
中国もついにバブル崩壊か。強引な資源乱獲に国際的非難轟々。五輪ボイコット(国家レベルのみならず個人レベルのそれがありうるのも今後のトレンド)の動きにTibet情勢悪化が拍車をかける。
Japan
1USDが100JPYを、Nikkeiも12000円台を割る日も出てきた今日においてBOJ総裁が不在という異常事態。USでWal-Martが相対的に出てきたように、消費傾向は再びデフレ系に傾くだろうか。

2008年3月18日火曜日

マラソン

話題的には古くなったが、これだけはどうしても書き留めておく必要があると思い。。。
 去る3月9日に行われた名古屋国際女子マラソン。注目の高橋尚子は2時間44分台の27位と結果だけにれば惨敗。
 が、今回当レースを沿道初観戦した身としては、オリンピック金メダリストを間近で見れる幸福(いつも沿道ギリギリを走るQちゃん)、何位であろうと「まだか、まだか」と登場を期待させるその存在(私が見たのはほぼ残り5km地点)、そしてゴール後の爽やかさと愛嬌、数々の余韻を春風の訪れのように残してこの名古屋を走り抜けて行った。(かつてのような躍動感はなかったものの)記録よりも記憶。。。彼女が稀代のアスリートであることを再確認できたレースであることは。今回、沿道観戦してわかったが、名古屋の皆さんは本当に温かかった。